Paper Man

ペーパーマン

ジャケットを見る限り、ペーパーマンというヒーローをライアン・レイノルズが演じているコミカルヒーローもんだと思っていた。ところがどっこい、彼の名はキャプテン・エクセレントであり、主人公ではなく、主人公の想像上のお友達だった。
コミック版「アイアムアヒーロー」の主人公英雄における「矢島」のような存在と言えばよく判るだろうか。
中年を過ぎた主人公が悩むお話なんだけど、観客である自分は何に悩んでいるのかよく判らないので、例によってイマイチな作品になってしまった。
»»鑑賞日»»2020/12/09

ライアン・レイノルズって…

ライアン・レイノルズという人は、今や押しも押されもしない大スターだけど、最初っからスターだった人ではないんだろう。
およそ30年(!)にはなろうかとするキャリアの10年くらいは、「名もなき俳優」とまではいかないが、国際的なスターではなかっただろう。
そんな時代に撮られた作品なのかな?と本作を位置づけたいと思って調べてみると、案外そうでもない。
なんと本作が撮られていた頃には、あのスカーレット・ヨハンソンと結婚をしていたというから、既にして相当な大物だ。
まぁ大物と結婚したから格上げという図式も成り立つ訳ではないけれど、本作以前に撮られており且つ観たことのある作品には「あなたは私の婿になる」「ラブ・ダイアリーズ」の2本があるが、どちらも当サイト上では★★★★以上を捧げたくなるような良作だったと記憶しているから、やはり自分の中では大物だ。
さて左(上)の画像は本国での劇場に貼られていた(らしい)ポスターの画像だが、日本のDVDパッケージに比べ、キャプテン・エクセレントはマジもんのスーパーヒーローに思えてくる造りになっていて、よりミスリードを誘っているのではないかと考えられる。

●原題:Paper Man
●制作年:2009
●上映時間:110min
●監督:キーラン&ミシェル・マローニー
●キャスト:ジェフ・ダニエルズ/ライアン・レイノルズエマ・ストーン/リサ・クードロー
●お薦め度:---