THE MUMMY

ハムナプトラ/失われた砂漠の都

存在は知っていたがなんとなくシカトしていた。
オーバードライヴ」のドウェイン・ジョンソンを観て、そのデビュー作が本作の続編「ハムナプトラ2」だということを知り、ハムナプトラトリロジー+αに突入しようと考えた。
さてさて、けっこうB級テイスト溢れる作品だろうと予想していたんだけど、案に相違してなかなか楽しめる一本だったのは嬉しい誤算というやつだ。
まず主役を張るブレンダン・フレイザーという男には初めてお目にかかった。思いっきりノーマークだった。こんな役者いたっけ?である。スティーブン・セガールばりに主役初登場という大物なのか?という皮肉も打ち消すほど威風堂々としている快男児ぶりのナイスガイだ。
ヒロインはエンドロールを見て初めて解るレイチェル・ワイズだった。レイチェル・ワイズってこんな顔だったっけ?と思うのは自分だけだろうか。
内容は「レイダース/失われた聖櫃」の世界観の続きと言えばいいのか。レイダースでの敵はナチスであり、ゆーても人間だったけど、本作では原題通りミイラが敵というファンタジー要素の濃い作品となっている。ま、そんなことは言われんでも判っとるか。
今となっては別に驚くような映像表現ではないだろうが、当時としては恐るべきクオリティのCGや贅を尽くしたセットで、B級感の欠片もない結構な大作だった。
言ってみれば奇をてらわない王道な展開なんだけど、だからこそなのか、製作者のアツさが伝わって来る…気がした。
»»鑑賞日»»2020/07/01»»U-NEXT

●原題:THE MUMMY
●制作年:1999
●上映時間:124min
●監督:スティーヴン・ソマーズ
●キャスト:ブレンダン・フレイザーレイチェル・ワイズ/アーノルド・ヴォスルー
●お薦め度:★★★


◉ハムナプトラ2/黄金のピラミッド

さて肝心の第2作である。ドウェイン・ジョンソンははっきり言って客寄せパンダ状態に感じた。
その所為か本編もいわゆる第2作にありがちな失速を感じた。もう第3作は観なくてもいいかなと思っちゃったのさ。