THE LIVING DAYLIGHTS

007 リビング・デイライツ

どうせツマラナイだろうと思っての鑑賞だったからか、案外面白かった。
ティモシー・ダルトンのボンドとしては2本目の鑑賞になるかな。出演順で言えば本作のほうが1本目になる。

まあそういうもんなんだけど、当たり前ながらワンパターンの極地。ただ扱う題材が当時の時事を反映しているってことで興味深いものがないとも言えない。製作は1987年頃ということで、東西冷戦終盤だが、ベルリンの壁はまだ崩壊していないというあたりか。
まあそういった世界情勢を色濃く反映した映画かと言えば、そんなこともない。ただの背景に過ぎないんじゃないのかな?と思う。
結局、仕置の対象がソ連に籍を置く人物であったというだけで、MI6にナめたことを仕掛けてきた奴らだったというのが大きな要因だったてことだ。

舞台はソ連、東欧、オーストリア、モロッコ、アフガンと例によって多岐に渡っている。アフガンのゲリラと007が共闘する構図は、現代の目線から見るとちょっと驚きというか新鮮というか、異色の雰囲気を醸し出している。
それにも増して不思議なのは、銃弾で穴の開いたチェロは実用に耐えるのか?ということである。なんぼなんでも無理なんとちゃうやろか。
»»鑑賞日»»2019/01/03

題名の「リビング・デイライツ」がナゾだ。
「明るい所で生きる」みたいな意味を想像するが、wikipediaによると「正気」とか「意識」というのが正しいそうだ。
それを正しいと言われても、ナンノコッチャラな題名じゃないか。
「world is not enough」のようにボンド家の格言なのかな?とも思うが、そうでもなさそうだ。
グーグル翻訳で試してみると、「生きている日光」となっちゃう。どこにも「正気・意識」なんて出てこない。天下のグーグルといえども、そこまでは網羅できないんですな。

●原題:THE LIVING DAYLIGHTS
●制作年:1987
●上映時間:131min
●監督:ジョン・グレン
●キャスト:ティモシー・ダルトン/マリアム・ダボ/ジェローン・クラッペ/ジョー・ドン・ベイカー
●お薦め度:★★★

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です