Resident Evil : Afterlife

バイオハザードⅣ アフターライフ

究極の「何も考えずに見る映画」と言えるかもしれない。
一見、迫力満点の映像にドギモを抜かれそうになるんだけど、何かが足りないと感じてしまい、のめり込むことができない。
一番大きな要因は殺陣の不味さだろう。初期「スターウォーズ」でのライトセーバーチャンバラのヘッピリ腰具合よりは遥かにマシだけど、そこにはホンモノ感が見えない。日本刀っぽい武器でのチャンバラがイマイチなのはしょうがないとしても、アチャラのお家芸であるガンアクションも嘘臭さを感じてしまうのは、どうも頂けませんな。
両手撃ちというのにこだわっているんだと思われるが、サマになっていない最大の要因がコレではないだろうか。「カウボーイ&エイリアン」で見せるダニエル・クレイグの鯔背いなせな身のこなしと対極にあると感じるのだった。
»»鑑賞日»»2020/06/16

●原題:Resident Evil : Afterlife
●制作年:2010
●上映時間:97min
●監督:ポール・W・S・アンダーソン
●キャスト:ミラ・ジョヴォヴィッチ/アリ・ラーター/ウェントワース・ミラー
●お薦め度:---