CHRONICLE

クロニクル

これは、どこかでだれかが撮った映像の寄せ集めで構成されたというテイの映画である。
まあその割には映像が綺麗すぎるというのは置いといて、これもなんで誰かがやらないんだろうと思っていたジャンルの製作方法である。
その為には主人公がビデオマニアであるというのが必然だろうから、そこから始まっている。
最初はなんじゃこりゃ、借りるの間違ったかいな?と思うような滑り出しだが、そこには必然性があったのだ。
とにかく映像がびっくり仰天、もしくはこれはアイデアですよねと思うようなシロモノだ。そこには「トゥモローワールド」的な驚きがある。つまり現実の延長線上にあるから、ちょっとしたCGでもとてもリアルに見える。
この後に観る「マンオブスティール」はもう贅を尽くした映像だが、それに匹敵するクオリティを達成している。
もう中盤で結末は予想できてしまうんだが、話としてもとてもリアリティがある。
いやあ、噂通りの作品です。感服いたしました。
»»鑑賞日»»2014/04/17

恐らくこの手の映画の嚆矢コウシは「食人族」だろう。そしてそれに市民権を与えたのが「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」であり、そして有名なのは「クローバーフィールド」や「パラノーマル・アクティビティ」だろう。
この手のジャンルを「ファウンドフッテージ」とも「モキュメンタリー」とも言うらしい。
「ファウンドフッテージ」とは未編集のホームビデオとか監視カメラ映像(これらをフッテージと言う)などが発見された(ファウンド)ものをコラージュして公開しました…という形式の作品。
「モキュメンタリー」とは架空のドキュメンタリーという意味で、最も古くはオーソン・ウェルズの伝説のラジオ番組「宇宙戦争」に始まると言われている。「ファウンドフッテージ」は「モキュメンタリー」の中の1ジャンルであるそうな。

だから、上で「なんで誰かがやらないんだろう」なんて言ってるけど、既にかなりの数の作品が制作されていたっちゅうこってすな。失礼しました。

●原題:CHRONICLE
●制作年:2012
●上映時間:85min
●監督:ジョシュ・トランク
●キャスト:デイン・デハーン/アレックス・ラッセル/マイケル・B・ジョーダン
●星の数:★★★★★


◉人間蒸発

なんと世界に先駆けて日本の今村昌平監督が1967年にモキュメンタリーの嚆矢を製作していました!
「食人族」よりも16年も前だ。
主演は「ヤマさん」こと露口茂だ。ん〜、観てみたい。

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