COLD MOUNTAIN

コールド・マウンテン

評判通り非常に出来が良い。155分という長丁場も全く退屈しない。
単なる戦争ものでなく、単なるラブロマンスでなく、単なるロードムービーでない。
その全てが見事に織り成されている。

一兵卒や銃後の人たちから見た南北戦争像を観て、アメリカにもこんな黒歴史があったんだと、自分の物識らなさぶりを思い知らされる。
平和な時代ならお嬢様でいられたのに、この戦争であれよあれよと零落した主人公エイダ。お嬢様ゆえの生活力皆無をルビーという助っ人を得て、逞しく成長するサマは感動すら覚える。このルビーを演じているレネー・ゼルウィガーが素晴らしい。お見事!としか言いようが無い。と思ったら、数々の賞を受賞していた。
だいたいこの手の映画は、クサかったり、そんな奴ぁおらんやろ〜と感じることが多いんだけど、本作に関してはその手の感想を感じるスキがない、というだけでも奇跡の演出なのではないだろうか。
»»鑑賞日»»2019/08/16

レネー・ゼルウィガー

この人、「レニー・ゼルヴィガー」と発音すると思っていたら、ご本人は「レネィ」と発音してほしいと訴えているとのことです。また「ゼルヴィガー」ではなく「ゼルウィガー」とウは濁らないとのことでした。ドイツ語読みなのかな?
ドイツ系スイス人とノルウェー人の両親のもとに誕生したアメリカ人だそうです。

●原題:COLD MOUNTAIN
●制作年:2003
●上映時間:154min
●監督:アンソニー・ミンゲラ
●キャスト:ジュード・ロウニコール・キッドマン/レネー・ゼルウィガー/フィリップ・フィーモア=ホフマン
●お薦め度:★★★★★

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