CAPRICORN ONE

カプリコン・1

なるほど、こういう話だったのか。
これをSFのコーナーに置くのは間違いじゃないのか。
最後まで観客を騙し通す映画だったら、確信犯的にSFコーナーに置くのもありかとは思うが…
映画の造りは、誰が主役か判らないような設定になっている。強いて言えば、ジャーナリストのおっさんか。
このおっさんが格好良くないのがいい。
野暮な話だが、あの場所にあの時間にあの赤い車で到着するのは不可能なのではないか?まあ良いんだけど、いい所でエンドとなったと思う。
»»鑑賞日»»2006/06/17

と、DVDを観た当時はこんなことを書いているけど、改めて調べてみると、悪く描かれているNASAの猛反対によって本国では問題のシーンはカットせざるを得なかったそうで、逆に日本では完全版が上映され、しかも日本のほうが公開が早いという珍しいパターンの映画だそうだ。DVDにもその5分間は収録されていないとのことで、劇場公開当時に見た人だけがそれを知っている訳だ。アマゾンのレビューを読むとそのカットされた部分があるとないとでは、かなり内容の意味合いが変わってくるのだ!と熱く語っておられる方がいる。どうりで、パッとしないことを当時の自分は書いておるわい。
でも最近の映画だと、CIAとかFBIとかでも幹部クラスの奴が黒幕だったなんていうパターンは溢れてるのに、CIAもこんな映画をよく許可したな!?と思うのもシバシバだから、当時のNASAの感覚のほうが当たり前だったんだと思うけどね。
劇場公開時、盛大にコマーシャルを打っていたので存在は大いに知っていたけど、田舎の中学生だった自分は、映画館デビューもしていなかったんだな。

●原題:CAPRICORN ONE
●制作年:1977
●上映時間:123min(日本での劇場公開時は128min)
●監督: エリオット・グールド
●キャスト:ジェームズ・ブローリン
●星の数:★★★☆


◉グリコ ジャイアントカプリコ

「カプリコン・1」のコマーシャルを見ても、グリコのカプリコしか思い浮かばなかった…と書こうと思ったが、はたしてその当時すでにこのジャイアントカプリコは存在していたのだろうか?と疑問が生じたので書くのは思いとどまった。
しかしこのお菓子のネーミングはどこから来ているのか。案外、映画「カプリコン・1」が元ネタだったりして。三立製菓の「源氏パイ」も翌年放映が決まったNHKの大河ドラマ「源義経」にあやかってネーミングしたとのことで、カプリコもその伝かもしれない。さすがのwikipediaも公式HPもそのことについては記述がない。公式HPは「カプすけ」ばっかりがフィーチャーされている。
でもこのお菓子と映画は必ずセットで思い浮かべてしまうんですよね。
アマゾンでは10個入りで890円+送料が650円もしているので、一個154円也で売っている。この値段だと近所では入手困難という場合以外でないと買えませんなあ。近所のサンディでは一個59円+税で売ってるからな。ちなみに「源氏パイ」は業務スーパーで159円+税で売っている。

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