The Old Man & the Gun

さらば愛しきアウトロー

運び屋」に続く年寄り犯罪者の実録もの。
観終わって考えてしまうのは、この映画は何を言いたいんだろう?ってことだ。
映画としては叙情感あふれているし、滑稽でもあるしで、なかなかいい映画だなとは思う。
でも、劇中で語られているようにハッピーな感じのする老紳士強盗というスタイルに、最初はおかしみを感じていたけど、結局この男はマイスタイルの強盗と脱獄が趣味、というより中毒もとい依存症なだけの男じゃないか、と思ってしまう。
その奇妙な男をロバート・レッドフォードが飄々と演じているということだけがミソの映画なんじゃないのか。てことを感じてしまい、映画ってなんだろうということを改めて考えてしまうのさ。
»»鑑賞日»»2020/10/23

●原題:The Old Man & the Gun
●制作年:2018
●上映時間:93min
●監督:デヴィッド・ロウリー
●キャスト:ロバート・レッドフォードケイシー・アフレック/トム・ウェイツ/シシー・スペイセクダニー・グローヴァー
●お薦め度:★★★


◉オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~

徹頭徹尾ロバートレッドフォードのみ。しかも役名のクレジットが、OUR MAN ときたから痺れちゃう。
レッドフォードの演技もさることながら、やはり映像というかカメラが素晴らしい。
もうこれはテクノロジーの進化の恩恵です。ドキュメンタリータッチで撮ることも視野に入れたであろうと思われるが、手持ちカメラは恐らく一切使っていないと思う。ドキュメンタリータッチで撮るとポール・グリーングラスっぽくなるのかな?
舟の揺れとか果てはひっくり返るシーンまであるのにカメラは一切揺れていない。凡人ならちょっと色気を出して揺らしたくなるが、そうしない所が潔い。これはどうやって撮っているのか非常に気になる所だ。
wikiによると「タイタニック」を撮るために作った巨大プールのスタジオで撮ったという情報をチラ見したが、そこで存分に計算しつくして撮影しCG合成していったのだろうか。
エンドクレジットを見ると実際の海でも撮影しているように感じるのだが。
という噂通りの快作。星4つを捧げたい。
しかしこの作品、2021年8月現在、BLもDVDも異常な高値で販売されている。プライムにもラインナップされていない。こういう現象はなぜ起こるんでしょうかね。
→つい最近の作品と思っていたら、もう8年も前の作品だった。つまり中古でしか手に入らないから高いんですね。しかも配信もされないってことで、どんどん値段は釣り上がるということですかい。