驟雨

驟雨

久しぶりの成瀬もの。
シチュエーションとか題材とかが「めし」と同じと思える。と言っても朧にしか憶えていないんだけど。
それほど重大な事が起きないホームドラマ。素人目には監督名を知らされないまま観たら小津安二郎作品と思ってしまう可能性がある。
例えばこれをそっくりそのまま翻訳して、現代のアメリカを舞台に置き換えてハリウッドでリメイクしても、全く面白くないだろう。やはりあの時代の日本を背景に原節子が小林桂樹が動いているからイイんだろう。理論的なことは解らないが、なぜだかイイんだよねえ。不思議なこってす。
»»鑑賞日»»2020/08/08»»U-NEXT

●原題:驟雨
●制作年:1956
●上映時間:90min
●監督:成瀬巳喜男
●キャスト:原節子/佐野周二/香川京子/小林桂樹
●お薦め度:★★★★


◉めし

全作品を鑑賞した訳ではないが、数ある成瀬ものの中で、自分にとってはこの作品が最高だと思っている。
尤も、初めて見た成瀬作品が本作だったという思い出補正があるのかもしれないが…