Blood Ties

マイ・ブラザー 哀しみの銃弾

フランス人俳優が自分の出演した映画を、アメリカに舞台を置き換えて撮ったという作品。その監督はギヨーム・カネ。見聞きしたことのある名前だが、顔は思い浮かばない。
作品の成り立ちや★の多さから観てはみたもののイマイチである。
そないにセルフリメイクしたくなるような内容か?
原題は「血は水よりも濃し」的な意味だと思うが、まぁその通りの内容ですな。平気で人を殺して奪った金で若い女(梶芽衣子似)とよろしくやっている兄と、有能な刑事ではあるが犯罪者のヨメハン(但し元カノ)を寝取ってしまう弟の、どっちもどっちやで〜な物語。
この二人が反目しあっているようでいて仲が良いようでもあるというのを手変え品変え連続再生してくれる。終盤のオチに対する子供時代のエピソードの伏線との関係性はチョイとヨカッたけど、クライヴ・オーウェン演じるところの兄の残虐性に辟易してしまい、最後の仏心ほとけごころを見ても、ああそうでっかとしか思えなかったのさ。
»»鑑賞日»»2020/04/17»»U-NEXT

●原題:Blood Ties
●制作年:2013
●上映時間:144min
●監督:ギヨーム・カネ
●キャスト:クライヴ・オーウェン/ビリー・クラダップ/マリオン・コティヤール/ミラ・クニス/ゾーイ・サルダナ
●お薦め度:---