The Taking of Pelham 123

サブウェイ123激突

さすがトニー・スコット、魅せてくれます。
デンゼル・ワシントンが清廉潔白でない所、トラボルタのよく判らない思考基準、この二つが物語に深みを与えている。
のだが、最後の件は、どうもトラボルタは結局自暴自棄というかヤケのやん八だったんじゃないかと思わせるフシがある。完璧な計画性があるようで抜けているようでもある。ちょっと自殺願望もあったのか?と、劇中でも語られているが、そうなのかもしれない。
しかしこれが現実だったとしたら、限りなくリアリティがあると言えるかもしれない。このように事件なんて単純明快に割り切れるもんじゃないし、ワケ判らんことだらけだろう。
ところで、市長役の俳優は「ジャッキー・コーガン」に出ていたニューヨークのミッキーじゃないのか?→正解(ジェームズ・ガンドルフィーニ)。
デンゼル・ワシントンが喰ったり飲んだりしているシーンは非常に旨そう。
»»鑑賞日»»2015/04/11

●原題:The Taking of Pelham 123
●制作年:2009
●上映時間105min
●監督:トニー・スコット
●キャスト:デンゼル・ワシントンジョン・トラボルタ/ジョン・タトゥーロ/ルイス・ガスマン/ジェームズ・ガンドルフィーニ
●お薦め度:★★★☆