MAGIC MIKE

マジック・マイク

スティーブン・ソダーバーグのアート系のテイストが幾分残っている作風だなと感じた。
端的に言えば、マジック・マイクという男の日常を淡々と描いているだけの映画と言える。男性ストリッパーというちょっと珍しい(アチラではそうでもないのかな?)職業なだけに、映像表現としてはその描写が大きくウエイトを占めている。
だもんで、矢鱈と男の裸ばかりが映るんだが、そこはそれ流石はスティーブン・ソダーバーグ、きっちりとショービジネスの世界を表現している。なんて、カタい言い回しだな、つまり、ショーも手抜きすることなく全力で演じている。もう一つのグレイテストショーマンと言ってもいいかも知れない(グレイテストショーマンは未だ観てないけど)。

というような日常を描いているんだけど、物語の本質はそこではない。マジック・マイクは実に驚くべきガンバリ屋さんなのだ。夢に向かってお金を貯めているのだ。銀行ローンの交渉もこなすが、厳しい現実を叩き付けられもした。でもそれらも物語の本質ではなかった。
じゃあ本質はなんだ?それはラストの5分くらいに集約されている。

しかしコレがラーメン屋の兄ちゃんあたりが主人公だったとしたら、極めて日本的な人情話に変貌を遂げるだろうとも言える。

でも現実なら、あれだけ才能があるんだから、ショーの世界で一儲けすればいいじゃないか…と思うんですけどね。
それと、あのキッドって奴はクズだよな。いつ殴るのかと思っていたけど、そうはしなかった。まったくマジック・マイクという奴ぁ太っ腹で男前な奴だぜ。
»»鑑賞日»»2019/02/14

チャニング・テイタムは18才の頃、実際にストリッパーをしていたそうだ。その経験をもとに本作の構想を思いつき、完成に至ったという経緯らしい。

●原題:MAGIC MIKE
●制作年:2012
●上映時間:110min
●監督:スティーヴン・ソダーバーグ
●キャスト:チャニング・テイタム/マシュー・マコノヒー/アレックス・ペティファー/コディ・ホーン
●お薦め度:★★★

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