Babysitting 2

世界の果てまでヒャッハー!

昨日観た「ブリムストーン」の寝覚めが悪かったので、厄落としじゃとばかりにバカ映画が見たくなった。
どう考えてもこのタイトルはバカ映画でしょと本作をチョイスした。いわゆるPOV形式のコメディで、フランス本国ではかなり、世界でもそこそこヒットした作品らしい。
フランスのコメディといえば、自分の中では「奇人たちの晩餐会」が頂点に君臨している。イヤ、フランスに限らず今までに観た全ての映画の中であんなに笑ったことはない。ま、こういうのは体調やその場の雰囲気などで個人差が大きいので、自分には恐ろしくツボにハマったとだけ申し上げておきましょう。

今時のこのご時世に言うても詮なきことだけど、フランス映画らしさというものは存在しない。主人公たちの喋っている言語がフランス語というだけのことで、舞台がブラジルだけに、余計にそう感じるのかもしれない。そんなことに執着しているのは世の中に殆どいないのだろうし、自分ももうどうでもよくなってきた。
ということで本作のウリはやはりGoProで撮ったと思われる臨場感溢れる映像だろう。加えて「クローバーフィールド」のようなファウンドフッテージ的な要素も大きい。「クローバー…」や「ブレアウィッチプロジェクト」は完全に「こんな映像が発見された」というのを、ただそのまま見ているというていだが、本作は映像を発見するまでのプロセスもあるし、それを関係者全員で鑑賞して騒動が起こるという部分も含めてコメディとなっている。

GoProで撮った作品といえば、ロシアの一人称アクション映画「ハードコア」というのを観たことがあるが、これは徹底的に主観カメラで、おまけにCGでしか不可能じゃろ?と思われる表現もそこに違和感なく写り込んでいて、ドギモを抜かれた。まあ実際はCGなんだろうけど、GoProの粗めの映像に溶け込んでいて恐ろしくリアリティを感じたのだ。
比べて本作はCGじゃなくても出来そうな、ちょっとした驚き映像が写り込んでいるからタチが悪い。恐らく何度もリハーサルを重ねて計算しつくした映像なんじゃないのか?と考える次第ですが、そういうさり気なさがフランスらしいと言えるのかもしれない。ははは。
»»鑑賞日»»2019/08/23 U-NEXTにて

●原題:Babysitting 2
●制作年:2015
●上映時間:93min
●監督:ニコラス・ベナモウ+フィリップ・ラショー
●キャスト:フィリップ・ラショー/アリス・ダヴィッド/ヴァンサン・ドゥサニア
●お薦め度:★★★


◉奇人たちの晩餐会

凝った映像があるでもなく、驚愕のアクションがあるでもなく、ほとんど舞台劇と言ってもいいくらいの平坦な映像表現なんだけど、すこぶる面白い。そして最後にはちょっとホロリとしてしまう。主役のおっさんが芸達者。こういう人を本物の役者と言うんだろうなと感じる。
しかしこれをフランス映画らしいかと問われれば疑問が残るが、そんなことを気にする余裕もないほど、作品にのめり込める。
スティーブ・カレル演じるUSA版リメイクも観たが、やはり本家には遠く及ばない。

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