Thick as Thieves

ザ・エッグ 〜ロマノフの秘宝を狙え〜

二転三転する騙し合いという謳い文句に惹かれて観たものの、イマイチ解り難い。たしかに二転三転はしているが、それ自体にあんまり意味がないように感じられる。
脚本家はこういった「どんでん返し」系の話が好きなのか、そういうオーダーだったのか、初めに「どんでん返し」ありきで話を紡ぎ出したように感じられる。あくまでも妄想だけど。でもね、観客にそう感じさせた時点で負けだと思うんですよね。
重箱の隅を突ついちゃうけど、アバンタイトルで殺されたと思っていた男が実はアイツであり、しかも〇〇だったというのはドンデンだとは思うが、それは観客を騙しているだけであって、話の流れ上、必要なのかな?別にその設定じゃなくても話の進行に支障は来たさないんじゃないですか?単に死んだふりをして遊んでいるだけにしか思えない。死んだふりする必然性が解らない。
昨日観た「ディープ・インパクト」の監督ミミ・レダー繋がりで観てはみたものの、ちょっとガッカリ君だった。
»»鑑賞日»»2020/03/25»»U-NEXT

●原題:Thick as Thieves
●制作年:2009
●上映時間:104min
●監督:ミミ・レダー
●キャスト:モーガン・フリーマンアントニオ・バンデラス/ラダ・ミッチェル/トム・ハーディ
●お薦め度:---