THE GREATEST SHOWMAN

グレイテスト・ショーマン

ミュージカルが苦手である。
しかし「ボヘミアン・ラプソディ」レンタル解禁を記念して本作を借りてみた。「ボヘミアン・ラプソディ」はあれだけ社会現象になると、とてもじゃないが観る気になれない。
だがそのプロモーションビデオによると本作のスタッフが集結して「ボヘミアン…」を作ったと謳っている。そして永らくレンタルランキング1位の座に君臨していたことも知っている(本当かどうかは知らないが、いきつけのTSUTAYAではそうなっていた)。

恐らくだが、時代としては100年くらい前の設定ではないだろうかと想像する。だがそこで演じられるそれは現代のものにアレンジ(というより制作か)されている。とても1世紀も前の楽曲とは思えない。まあ当時そのままの音源でミュージカルにされても古臭いだけで、別モンになってしまうだろうから、それで良いんだと思うのだが。
さて、のっけから字幕を読むのを止めようと思う程、楽曲と映像のシンクロ率の高い画面を魅せつけられた。
そしてそのまま何のてらいも捻りもなく正攻法でラストまで突っ走る。もちろん作劇上必須科目の大ピンチも挟まれるという王道中の王道な物語だ。こういう造りは近頃の映画にしては珍しい存在なように感じられる。
これはもう好みでしかないし、観るタイミングによってコロッと変わることもあるだろうけど、「ラ・ラ・ランド」のあの最後の大転換の衝撃の所為で「ラ・ラ…」に軍配が挙がってしまうのだった。
»»鑑賞日»»2019/05/07

史実について

なんと日本で言えば江戸時代末期のころのお話だった。
だいたい1830〜1860年頃の間のことだそうだ。
どうりでイギリスの女王がエリザベスじゃなかった訳だ。ヴィクトリア女王だった。そこが出ただけで、歴史に詳しい人だったらすぐに判っていたんでしょうな。すんまへん。
また、楽曲に関しては「ラ・ラ・ランド」の作詞作曲チームが制作しているそうな。

●原題:THE GREATEST SHOWMAN
●制作年:2017
●上映時間:105min
●監督:マイケル・グレイシー
●キャスト:ヒュー・ジャックマン/ザック・エフロン/ミシェル・ウィリアムズ
●お薦め度:★★★

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