CLOSER

クローサー

本音を言えば、どーでもええ話やで!っちゅう話ですわ。
ジュード・ロウ演じるところの男を、一見モテモテのプレイボーイなんだが結局のところ徹底的に「情けない奴」に描いている。
出演者は4人のみと言ってもいいと思うが、この4人の四角関係に終始している。おそらく元々は舞台作品が原作なのではないかと考える。
その元凶はジュード・ロウひとりで、火をつけて消火したかと思えばマタゾロ放火してついに自爆するというアホさ加減に「どうでもええわ」とつぶやいてしまう。
映画的にちょっとはヨカッタかもと思うのは、ジュード・ロウとナタリー・ポートマンが知り合ったシークエンスの直後に即、ジュリア・ロバーツを口説いているエピソードに入ってしまうという演出だ。全編を通してこの時間軸のすっ飛ばし具合は統一されているが、感心するのはこの最初の部分だけで、残りは特に何も感じないのはなぜなんだろう。
主人公は物書きで、その失敗譚ということで、先日観た「ニュースの天才」と非常にテイストが似ているなあと思う次第であります。
»»鑑賞日»»2019/05/29

●原題:CLOSER
●制作年:2004
●上映時間:104min
●監督:マイク・ニコルズ
●キャスト:ジュリア・ロバーツジュード・ロウナタリー・ポートマンクライヴ・オーウェン
●お薦め度:---

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