Bill & Ted’s Bogus Journey

ビルとテッドの地獄旅行

「アベンジャーズ:エンドゲーム」の中でタイムマシンについて議論するシークエンスで、過去の名作として「ターミネーター」などと並び俎上に載せられる作品として本作が出てきた。
え?地獄旅行じゃなくて時間旅行なのか?
と俄かに興味が湧いてきた。
うーん、確かに時間旅行の描写もあるが、主人公ふたりの直接的な時間旅行描写はなく、題名通り地獄を旅行している。でも、このふたり、なんの説明もなくタイムトラベルが出来るのが当たり前という設定のようで、中世ヨーロッパから美女ふたりを既にして連れてきている。しかもラストバトルでは何の装置も使わずに過去に戻り、チート技を発動させているように見える。これでは何でもありになっちまうんでないかい?
てな訳で「アベンジャーズ」で議論される筋合いのものではないと思うんだな。それともアメリカンジョークとして登場したっちゅう事でしたかいな。
主人公の一人テッドを演じているのがキアヌ・リーブスだったとは、トンと気が付きませんでした。まったくイメージの違うおちょけた役で、かなり無理をしていたんじゃなかろかと想像してしまった。
»»鑑賞日»»2020/11/06

いろいろ調べてみた

ハッハッハッハ、ご名答。そのとウりだ!
本作は「ビルとテッドの大冒険」の続編でした。この前作で時間旅行をしまくっていたらしく、そこんとこをアベンジャーズで取り沙汰されていたんでしょうな。勝手に「大冒険」を「地獄旅行」と置き換えていたっちゅうこってすな。
bogusとは「いんちき」の意とのことで、そんなコメディにツッコミを入れていたとは、それこそナンセンスなことをしていたわいな、ちゃんちゃん。

なんと!続編も製作されたそうな

2020年に29年ぶりの新作が公開されたそうだ。きっちりと30年後の世界を描いているそうで、主人公たちは同じ俳優が演じている。おまけに製作総指揮には、あのスティーブン・ソダーバーグが参戦している。でも興行収入を見る限りでは、大赤字のようだ。このコロナのご時世の所為せいなのか、別の理由があるのかは定かではない。

●原題:Bill & Ted's Bogus Journey
●制作年:1991
●上映時間:93min
●監督:ピート・ヒューイット
●キャスト:キアヌ・リーブス/アレックス・ウィンター/ウィリアム・サドラー/ジョス・アクランド
●お薦め度:---